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第83回メーデー和歌山県中央集会を開催

活動情報

第83回メーデー和歌山県中央集会を開催

開会にあたり挨拶を行う古谷実行委員長

 連合和歌山は4月28日(土)9時30分より、和歌山城砂の丸広場において、第83回メーデー和歌山県中央集会「日本を和歌山を元気に! ~働くことを軸とする希望と安心の社会をつくる和歌山集会」を開催しました。

 当日は、天候にも恵まれ約6,000名が参集し盛大に本メーデーが執り行われました。先ず開会にあたり古谷実行委員長から、「東日本大震災から1年が経ち、また県内では、昨年9月の台風12号豪雨災害から7ヶ月が経過したが、その際、多くの人命が奪われ、甚大な被害がもたらされた。また、今なお福島原発事故により避難されている方々も多くいる。改めて亡くなられた方々に対してご冥福をお祈りすると共に、被災された方々に対してお見舞い申し上げる。
 連合和歌山は、いずれの災害に対しても、災害発生直後から支援物資の取り組み、復旧ボランティア派遣、街頭・職場でのカンパ活動等、加盟構成組織と連携し様々な復旧活動を展開してきた。
 被災地の完全復興には未だ未だ時間がかかる。我々、連合は引き続き被災地の復興支援に取り組んでいく。
 また、2012春季生活闘争については、大手組合もほぼ終熄し、これから中小地場組合を中心とした終盤の闘いの時期を迎えようとしている。
 今年の闘争に求めた「適正な成果配分を追求し中間層を厚くし、消費の拡大、内需の拡大に繋げ、持続可能な成長を達成する」という観点からも、厳しい状況ではあるが、働くすべての者の「雇用の安定と処遇改善」への取り組みを推進していかなければならない。
 これから、交渉に入る組合については精一杯奮闘してもらいたい。
 次に、政権交代して2年半余り、衆参ねじれ国会の中とは言え、働く者の政策実現が思うように進まず、選挙公約も実現せず、政局にらみの国会運営が続いており、危機的な状況であるように思える。
 今一度、党内結束と併せ、何事にもスピード感をもって「復興・再生」「TPP問題」「社会保障と税の一体改革」「エネルギー問題」等いずれも日本の成長にとって重要な課題ばかりであり、その諸課題に対して「国民生活の安心と安全」の実現を基軸に取り組んでもらいたい。
 最後に、連合和歌山はこれまで地域に顔の見える運動として「地協再編問題」に取り組んできた。
 その結果、ようやく今年3月段階で県内地協再編を終え、各地協とも独自の事務所を設置したところである。
 いよいよこれからが、地域に顔の見える運動展開がスタートするところであり、「働く者の政策実現に向けた政策提言要求活動」「働く仲間づくり」をはじめ、すべての働く者の拠り所として「働くことを軸とする希望と安心の社会」の実現に向けた取り組みを展開していきたい」などの挨拶を行いました。
 また、来賓では仁坂吉伸和歌山県知事、大橋建一和歌山市長、民主党和歌山県連より岸本周平衆議院議員をはじめ多くの来賓の方々にご出席をいただき、特別決議、メーデースローガン、メーデー宣言を採択し、坂頭副実行委員長のガンバロウ三唱で式典を終了しました。
 式典終了後、第2部として「デモ行進」を開催し、雇用対策や社会保障制度、子育て支援の拡充等を力強いシュプレヒコールで訴えてきました。
 第3部では、イベント行事として、加盟構成組織による模擬店やミニいちごトレイン、移動動物園をはじめ、ステージ上ではキャラクターショーやミニライブ等を行い盛大に盛り上がりました。
 なお、本集会におけるバザーの売上金87,200円は「はまゆう基金」へ寄付を行い、連合結成当初から続いている「愛のカンパ」15,145円については連合本部へ送金しました。
 また、当日行われた移動献血車による献血は48名の方に協力をいただきました。